朝一日の始まりの時、ベッドから起き上がり、立ち上がろうと足を踏み出すと、突然、かかとのあたりに刺すような痛みが走り、思わず腰を下ろしてしまう。そんな経験はありますか?
足の裏にある、かかとからつま先まで続き、足のアーチを支える厚い帯状の組織(筋膜)に炎症が起こることで発症する「足底筋膜炎」。ハーバード大学の研究者は、成人のかかとや足の痛みの最も一般的な理由の一つに挙げています。
足底筋膜が伸びすぎて、筋膜に小さな裂け目ができ、特に筋膜がかかとの骨に接する部分で起こります。足底筋膜炎は、一般的に刺すような痛みとして認識され、通常、朝、その日の最初の一歩を踏み出すときに感じられ、動くにつれて痛みは治まります。この足の裏の痛みは、長時間立っていた後や、座った後に立ち上がったときにも引き起こされることがあります。
足底筋膜炎を早く治すにはどうしたらいいかと考えたとき、まず足を守り、快適にすることから始まります。多くの場合、生活習慣の中から痛みの原因となるものをみつけ、改善していくことが必要です。