最近よく聞く”サスティナビリティ”って何のこと?
サスティナビリティとは?
辞典で引いてみると、英語表記ではSustainabilityと書き、主な意味は持続可能性とあります。 持続可能性…”ずっと持続できる”ということですよね。 企業団体のひとつである経済同友会の企業白書では、サスティナビリティの取り組みを「持続可能な社会とは、世代を超えて持続できる社会である。その社会を維持している物理的、社会的システムを損なわないだけの先見性と柔軟性、知恵を備えた社会」と紹介しています。 要は、今さえ良ければいいという考えを改め、環境や社会に配慮して、ずっと持続できるようにしましょうということ、と私は理解しました。 環境に配慮していても企業が継続できなければ持続できないので、地球環境に配慮しながら経済成長を実現しようとすることなんだと思います。
サスティナビリティと社会の取り組み
環境に配慮するとは、例えばCO2を排出するのをできるだけ抑えたり、再生可能エネルギーを使用したりすること。 それに合わせて、経済を豊かにする。 そのためには、時に技術革新などを推進ししていく必要があります。 ドイツが脱石炭に踏み切り、環境テクノロジーの技術革新を推進、経済発展を目指すこともひとつなんですね。 国を挙げてやっていくレベルだとこういう話ができるのですが、実際に企業だったら、どのようにすればいいでしょうか?
サスティナビリティとファッションの取り組み
例えばファッション業界の取り組みを見てみます。 世界全体の二酸化炭素排出量のうち、8%以上がファッション業界からの排出しているそうで、航空業界や運送業界の合計を越えてしまうんだそうです。 そのため、数々の有名ファッションブランドが二酸化炭素排出量の削減に乗り出しています。 環境に配慮するために再生可能な素材の見直しを図ったり、廃材を極力少なくするという取り組みも増えてきています。
ソックウェルはブランド立ち上げ当初から活動しています。
今、地球上で何が起こっているのか。人々の心と心の中にあるものは何なのかー。ソックウェルというブランドは、そういった考えに基づいて生まれました。 糸は、環境に配慮されている、再生可能な素材としてメリノウールやアルパカに注目。 メリノウールは自然に分解され、自然に温度調節をしてくれるという素材ですが、そのメリノウールを主に使用し、アルパカなどを織り交ぜて靴下を作っています。 また、ウールは、摩耗や色あせに強いことから耐久性の高い素材として、長年にわたり愛用していただけます。 さらにソックウェルは、飼育~工場生産で一貫してアメリカで行い、CO2の削減サステナブルな活動に取り組んでいます。
羊を飼っているアメリカの農家の方たちの支援も行っています。 海外工場にて生産することなく、アメリカ国内の小さい地域で集中して生産することで、無駄なCO2を出さないように取り組みしております。 工場で使った素材も95%程度は捨てずにリサイクルしています。 輸送に使う段ボールや、生産段階で出るウールの細かいものなどもすべて廃棄せずにリサイクルして使用しています。 そして私たちは、日本でもこういったアピールをするために、サスティナビリティの取り組みを推進している展示会などから発信しています。 instagram by @jumbleshow ※下の動画を最後まで見る場合はここをご覧ください。
Sockwellデザイナーの想い
最後に
いかがでしたか?少しはサスティナビリティについての取り組みがお分かりいただけたかと思います。 私的な解釈になりますが、地球ラブでいて、それでいて私たちもうれしい、WINWINな関係なのかな、と思いました。 エコ・ロハス・CSRなど今、環境問題で様々な取り組みを求められていますが、「もったいない」精神でこういった取り組みを今できることからやっていけたらと思います。